映画製作に関与する人物に着目した映画検索アプリケーションの開発
2021年度卒業生 高田楓我、金子恭平、伊藤辰光 による卒業演習作品です。
概要:映画ストリーミングサービスが普及したことより映画に触れる機会が多くなり、映画を探す機会もより多くなった。ストリーミングサービスのおすすめや映画検索サービスなど映画検索方法が充実しているが、おすすめで紹介される映画が視聴済みの映画ばかりであったり、第三者による評価が自身に合わず映画を見たいのに見れない状況が発生してしまうことがある。そこで我々は「自力で興味が持てる映画を効果的に探す」を目的とする映画検索アプリケーションを提案した。第三者の評価を入れない、人物に着目するなどの目的を解決できる要件を定義し、それを満たすアプリの製作を行った。本提案アプリでは Filmarks から第三者の評価を持たない映画の基本情報を取得し、任意の人物が携わった映画のジャンル、製作年度、共演関係などの情報からユーザーの好みを選択して映画を絞り込む機能を作成した。また、任意の人物の特徴を出すための機能として、人物の活躍時期を製作年度と映画に携わった回数で表す棒グラフ可視化、共演関係や共演回数をネットワークに落とし込んだ可視化をした。任意の人物を選択させるための検索機能や制作国とジャンルから絞り込まれた映画の中から共演回数の多い人物を提案する機能、映画情報から人物を選択できるような機能を作成した。これらが要件を満たし、特徴を読み取れたかをユーザー評価にて確認した。その結果、要件を満たし可視化図から特徴を読み取ることが可能であることがわかった。第三者の評価がないことによるメリットがあったの意見より「自力で興味が持てる映画を効果的に探す」という目的を達成できたことがわかった。